鍵が折れた!正しい対処で取り出す方法を紹介

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いつも通り鍵を差し込み回した瞬間、「ポキッ」と音がして折れてしまうことがあります。

鍵の経年劣化や差込口の摩耗が原因で耐えれなくなり、力を加えた瞬間に折れてしまうのです。

このとき、折れた部分がシリンダー(鍵穴)に残ったままのケースが多いのですが、何とかして取り出そうと奮闘する人は少なくありません。

ただ、間違った方法で折れた部分を取り出そうとすると、かえって状況が悪化し鍵本体が使えなくなることがあるんです。

こうしたことを避けるために、鍵が折れた場合の対処方法を知っておくことが重要です。

そこで、折れた鍵の先端がシリンダーに残ってしまったとき、どのように対処して解決するべきなのかをご紹介します。

鍵が折れてしまうトラブルは意外と多いので、ぜひ今後のためにチェックしてみてください。

目次

鍵が手前で折れているなら取り出せる可能性あり

鍵が折れてしまったとき、シリンダーの中に折れた部分が残ってしまうケースがほとんどです。

シリンダーの内部に鍵の折れた部分が残ってしまうと、取り出すことは非常に困難です。

ただ、折れた鍵の先端が少しでもシリンダーから出ていれば、自分で取り出せる可能性があります。

そこで、折れた鍵の先端が少し出ていた場合、どのようにして取り出すことができるのかをご紹介していきます。

ラジオペンチ・ニッパーで折れた鍵の先端を挟む

折れた鍵がシリンダーから少しでも出ていると、ラジオペンチやニッパーを使用することで取り出せる可能性があります。

具体的には、折れた鍵の先端をしっかりつまみ、ゆっくり引き出してみてください。

もし、引っ掛かりがある場合は上下左右に動かしながら引き出すことが大切です。

このとき注意しておきたいことは、奥に押し込む動作をしないことです。

シリンダーの奥に入ってしまうと、ラジオペンチやニッパーでは取り出せなくなってしまいます。

また、先端をつかむため無理にシリンダーに工具を突っ込んでしまうと、内部を傷つけシリンダー本体を交換しなければ使えなくなる可能性もあるので注意が必要です。

ピンセットでつまむ

折れた鍵がシリンダーから出ていない場合は、ピンセットを使用すると引き出すことができる可能性もあります。

特に、細めのピンセットであればシリンダー内部に入れることができるため、折れた鍵の先端をつかむことができれば引き出せる可能性も高くなります。

このとき引っ掛かった感触がある場合は、ラジオペンチやニッパーでご説明をしたことと同じように、上下左右に動かしなら引き出すことが大切です。

ピンバイスを使う

手先の器用な人は、ピンバイスを使って取り出すことも可能です。

ピンバイスを簡単にご説明すると、金属やプラスチックに繊細な穴を開けたいときに使用する道具です。

ピンバイスであれば、折れた鍵がシリンダーの奥にあっても刺すことができ、そのまま引き出すことができます。

シリンダーにもよりますが、ピンバイスに固定するドリルのサイズは0.3~1.0の1ミリ未満を揃えて使用すれば刺すことができるはずです。

具体的な作業手順は以下の通りです。

  1. ピンバイスにドリル刃をセットする
  2. 折れた鍵にドリルの先端を当てる
  3. 人差し指と親指で時計回りに回転させ穴をあける
  4. 穴をあけてしっかり刺さったら、ゆっくり鍵を引き出す

ピンバイスを使うと折れた鍵を引き出すことは可能ですが、もしシリンダー内部を傷つけると使えなくなる場合があります。

シリンダーが使えなくなるとスペアキーでも解錠・施錠ができなくなるので、自信のない方はピンバイスの使用をおすすめしません。

鍵が折れたときにしてはいけない対処

鍵が折れてシリンダー内部に残ってしまったとき、道具を使って自力で取り出す方法はあります。

ただ、このときしてはいけない方法もあるんです。

無理な方法で鍵を取り出そうとすると、事態が悪化しシリンダーが壊れかねません。

ただ、どのような方法で折れた鍵を取り出すべきではないのでしょうか?

これについては、以下の項目でご紹介をしていきます。

折れた鍵にアロンアルフアなどの接着剤を塗布する

まず、最初にしてはいけない方法が、折れた鍵にアロンアルフアなどの接着剤を塗布して取り出すことです。

鍵に接着剤を塗布してシリンダー内に差し込んでしまうと、垂れた液体が内部で固まり抜けなくなる可能性が高いです。

抜けなくなるとシリンダー自体を交換せざるを得なくなるので、接着剤を使用しない方が無難です。

グルーガンを使用する

グルーガンも接着剤と同様で、折れた鍵を取り出すために使用するべきではありません。

なお、グルーガンは熱を利用してボンドの役目となるスティック棒を溶かし、樹脂接着を行う工具の一つです。

例えば、表面がザラザラな木材や布、ダンボールの接着などに使用することができます。

ただ、強力な接着剤と比較すると接着力は低いので、金属同士や重たい物の固定に使用することは不向きです。

そのため、折れた鍵を引き出すために使用することはおすすめできず、下手に使うとシリンダー内に接着樹脂が付着し使えなくなる可能性があります。

折れた鍵が取り出せない場合は鍵屋さんを頼ると解決しやすい

鍵を取り出そうと頑張っても失敗し、無駄な時間と不要な道具の費用がかかっただけで終わる人は少なくありません。

また、そもそも自分で取り出すには難しいと判断し、どうしたものかと悩まれる人も多いです。

こうしたときは、鍵屋さんに依頼すると解決しやすいです。

鍵屋さんを頼れば適切な方法で作業をしてくれるので、折れた鍵もすぐに取り出してくれます。

ただ、「本当に依頼しても大丈夫?」と思われているかもしれませんので、鍵屋さんに依頼するメリットをご紹介していきます。

プロのスタッフが折れた鍵を取り出してくれる

鍵屋さんに依頼する最大のメリットは、プロの作業員が折れた鍵の取り出し作業に対応してくれることです。

鍵屋さんはあらゆる鍵トラブルに対応しているので、作業員の技術はとても高く安心してお任せできます。

また、「早く鍵を取り出してほしい!」と急いでいる時も、鍵屋さんを利用することがおすすめです。

各地域に拠点がある鍵屋さんに依頼すれば、最も現場に近い作業員を手配してくれるので、すぐに駆けつけてくれます。

そのため、「折れた鍵を取り出せなくて困っている」「急いでいるので早く取り出してほしい!」などで悩まれている場合は、鍵屋さんはあなたの強い味方となってくれるはずです。

新しい鍵の作成依頼も可能

「鍵屋さんに折れた鍵を取り出してもらっても、スペアキーがないのでどうしよう…」と悩まれるかもしれません。

このような悩みも、鍵屋さんに頼ることで新しい鍵をその場で作成してくれます。

鍵屋さんは鍵トラブル全般に対応しているため、鍵の作成、鍵開け、鍵交換などもお願いすることが可能なのです。

ただ、特殊な鍵の場合は作成できない可能性もあるので、オペレーターや作業員の方に確認をしておくと安心です。

鍵屋さんに依頼する料金

鍵屋さんに依頼して発生する作業料金ですが、作業対象となる種類によって大きく異なります。

例えば、折れた鍵が自宅の玄関扉なのか、それとも車・バイクなのか、または金庫なのかで料金が変わってきます。

また、鍵の作成でも同様に料金が大きく異なるので注意が必要です。

今回は、折れた鍵が玄関扉であることを前提に、大まかな料金を以下でご紹介します。

鍵の修理8,800円~
鍵の作成11,000円~
鍵の交換12,000円~

なお、作業料金は鍵屋さんによっても異なるので、電話で見積りを出してもらい、納得した上で依頼することが重要です。

鍵が折れないよう定期的にメンテナンスをしておく

折れた鍵の問題が解決した後は、また同じような状況にならないよう、普段から定期的にメンテナンスをしておくことが重要です。

例えば、鍵に付着しているホコリを乾いた布で拭く。

あるいは、捨てる前提の歯ブラシで磨くときれいになって極端な劣化を防ぐことができます。

また、シリンダーの中に溜まっているホコリやゴミを掃除機などで吸い出すことも大切です。

ホコリやゴミを吸い出した後、潤滑剤を少量スプレーし、鍵を数回抜き差しするとメンテナンスは完了です。

こうしたメンテナンスを定期的にしておくと、長く鍵を使用することができます。

なお、潤滑剤を使用する場合は、「鍵穴用の潤滑剤」を使用するようにしてください。

実は、一般的に販売されている潤滑剤の多くは油が含まれており、シリンダーにスプレーするとホコリやゴミが固まり壊れる原因となります。

そのため、鍵穴用の潤滑剤でメンテナンスをすると安心です。

鉛筆の黒鉛でも潤滑剤の代用が可能

鍵穴用の潤滑剤でなくとも、鉛筆の黒鉛で代用することも可能です。

具体的には、鍵のくぼみやギザギザ部分を鉛筆で強めになぞり、黒鉛を付着させます。

黒鉛には金属成分が含まれているので、金属を摩耗から助ける効果があるんです。

その後、数回鍵を抜き差しして黒鉛を拭き取るとメンテナンス完了です。

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鍵が折れる可能性のある予兆も理解しておく

どれだけ鍵のメンテナンスを行っても、物である以上は時間の経過とともに劣化してしまいます。

そのため、完全に折れてしまう前の予兆を理解しておくことが重要です。

具体的には、「鍵の抜き差しがしにくい」「鍵が回りにくい」などを感じるようになったら、鍵が折れてしまう可能性があります。

なお、鍵の寿命は一般的に10年といわれています。

もちろん、メンテナンスを行うことで寿命を延ばすことはできますが、やはり劣化を防ぐことはできません。

そのため、メンテナンスを行っても鍵の抜き差し、回りにくいなどが発生する前に、事前に合鍵を作っていつでも交換できるようにしておくと安心です。

ただし、賃貸住宅の鍵など、あなたの所有物ではない物の合鍵を作りたい場合は、事前に所有者に確認をしてから行うことが重要です。

■鍵が折れる可能性のある予兆

  • 鍵を所持して10年が経過している
  • 鍵の抜き差しがしにくい
  • 鍵が回りにくい

鍵が折れて困ったときは鍵屋さんを頼って解決する

鍵を差し込み回した瞬間、折れてしまって焦る方は意外とたくさんいます。

一般的に鍵の寿命は10年といわれており、時間の経過とともに劣化して折れてしまうのです。

このとき、シリンダーの中で折れた鍵を自分で取り出す方法はありますが、急いでいる場合は鍵屋さんに依頼する方が、迅速に解決してもらうことができます。

ただ、鍵屋さんによって来てもらえるまでの時間や作業料金も異なるので、事前に電話確認をしておくとスムーズに解決に導くことができます。

特に、高い作業料金を支払うことがないよう必ず見積りを出してもらい、数社の鍵屋さんの料金を比較して依頼することが重要です。

そうして納得した上で依頼すると、安心してお任せすることができます。

鍵のトラブルを解決するために鍵屋さんへ依頼しようとしたとき、ネットで検索すると数多くの鍵業者が表示されます。

このとき、鍵屋さんによって到着するまでの時間、技術力、料金、対応の仕方などは大きく異なるので、適当に依頼すると失敗する可能性がとても高いです。

そのため、よく確認をした上で依頼する必要があります。

ただ、確認してもどの鍵屋さんへ依頼するべきかと悩まれる方は少なくありません。

そこで、以下のページでは鍵トラブルが発生した際に、安心して依頼することのできる鍵屋さんを詳しくご紹介しています。

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