「古い鍵を捨てたいけど、どうやって処分すればいいんだろう?」
このように悩まれる人は意外とたくさんいます。
結論からお伝えすると、鍵は金属なので、不燃ごみとしてお住まいの自治体に回収してもらうことができます。
ただ、家の玄関や車、バイクの鍵など、安易に捨てると悪用される恐れがあるので、注意点を理解したうえで処分することが重要です。
そこで、安心して鍵を処分する方法と、知っておきたい捨てる上での注意点についてご紹介をしていきます。
鍵を処分する前に知っておきたい注意点
鍵は不燃ごみとして捨てることが可能ですが、処分する前に注意しておきたいポイントがあります。
これについては、以下の項目でご説明をしていきます。
処分する鍵の番号は消しておく
家の扉、車、バイクの鍵など、形や種類が違えど共通する部分があります。
具体的には、鍵には必ず「鍵番号」が刻印されているということです。
この鍵番号は非常に大事なもので、鍵番号が判別できると合鍵を作成することができてしまいます。
つまり、鍵番号が分かると第三者が悪用することも可能なのです。
そのため、鍵を処分する際には必ず鍵番号を傷つけ、判別できないように処分することが重要です。
賃貸住宅の鍵は自己判断で処分しない
処分したい鍵が賃貸住宅のものであった場合、自己判断で処分するべきではありません。
なぜなら、賃貸住宅の所有者は大家さん、あるいは管理会社が管理をしているため、勝手に処分してしまうと「契約違反」と判断され、最悪退去を命じられる可能性もあります。
そして、引っ越しにより退去をする場合でも、鍵は必ず所有者である大家さんや管理会社に返す必要があります。
このとき、鍵の本数が契約時と異なると、自己負担で退去する部屋の鍵交換を行わなければいけないこともあるのです。
そのため、賃貸住宅の鍵を処分する際には、必ず大家さんや管理会社に連絡し、確認を取ってから捨てることが重要です。
安易な鍵の処分はトラブルの原因になることがある
鍵を安易に処分してしまうと、トラブルの原因となる可能性があります。
具体的には、以下のようなトラブルです。
- 捨てた鍵を使用されて侵入盗に遭う
- 処分した鍵を使用されて不法侵入を許してしまう
- 捨てた鍵を使用されて車・バイクを盗まれる
- 賃貸住宅の管理者とトラブルになる
鍵穴自体を取り替えた鍵を処分するのであれば、使用ができないのでそのまま捨てても基本的に問題はありません。
ただ、現在も使用している鍵を安易に捨ててしまうと、第三者に拾われることで侵入盗や不法侵入の被害に遭うリスクが高くなってしまいます。
これは少し状況が異なるのですが、集合ポスト内にあった合鍵を使って居室内に侵入し、現金や貴金属などを盗む空き巣を繰り返していた事件が過去に起きています。
また、同じく集合ポストに手を入れ物色し、鍵を見つけると業者を通じて合鍵を作成し、空き巣を繰り返していた事件も過去に起きていました。
最近はインターネットで鍵番号を伝えるだけで合鍵が簡単に作れてしまうことから、このような犯罪が少なからず起きているのです。
もし、安易に捨てた鍵を使用され、このような侵入盗の被害に遭ったら金銭面だけでなく、精神的なダメージも計り知れません。
そのため、状況は違えど使用可能な鍵を処分する場合は、必ず鍵番号を傷つけ判別できないようにしてから捨てることが重要です。
なお、賃貸住宅の鍵を勝手に処分すると、管理者である大家さんや管理会社とトラブルになる原因となります。
そのことから、賃貸住宅の鍵を処分する場合は大家さんや管理会社に確認を取ってから捨てると安心です。
安心して捨てることのできる鍵の処分方法
鍵は不燃ごみとして処分できますが、状況によって捨て方の方法が異なります。
具体的な捨て方については下記にてご紹介をしていきます。
使用用途のない鍵の処分方法
使用用途のない鍵を処分する場合は、そのまま不燃ごみとして捨てることで基本的に問題はありません。
使用用途がない、つまり鍵が第三者に拾われても使うことができないため、そのまま処分しても問題はないです。
ただ、どうしても気になる場合は鍵番号を傷つけ判別できないようにする、あるいはペンチで折って処分すると安心です。
現在も使用している鍵の処分方法
現在も使用できる鍵を処分する場合は、必ず鍵番号を消してから捨てることが重要です。
本記事内でご説明をさせていただきましたが、鍵番号が判別できると簡単に合鍵の作成をすることができます。
このとき、第三者に現在も使用できる処分した鍵を拾われてしまうと、合鍵を作成される、あるいは使われることで侵入盗や不法侵入などを許してしまいます。
車やバイクの鍵であれば、そのまま盗まれてしまうでしょう。
そのため、鍵番号を傷つけ判別できないようにする、またはペンチで折るなどの対処をしてから処分することが重要です。
なお、賃貸住宅の鍵を処分する場合はトラブルを避けるため、大家さんや管理会社に確認を取ってから捨てると安心です。
鍵屋さんを頼り鍵の処分をお願いする方法
不燃ごみに出して捨てる方法が不安な場合は、鍵屋さんにお願いすると引き取ってもらえることがあります。
例えば、鍵開けや鍵交換の依頼をしたときに鍵の処分をお願いすると、作業員が専用の道具で鍵を使えないようにして処分してくれます。
このとき、不要な鍵を回収したのち会社で適切に処分を行なっている業者もあるようです。
また、町の鍵屋さんに相談することでも、鍵を使えないようにして処分してくれることもあります。
ただ、鍵屋さんによっては鍵の引き取りを行なっていないので、電話で確認を取ることが大切です。
また、不要な鍵を引取ってもらえたとしても、処分費用が発生することがあるので、こちらも確認をしておくと安心です。
処分する鍵の注意点を理解すると安心して捨てることができる
鍵は金属なので、処分したい場合は不燃ごみとしてお住まいの自治体に回収してもらうことができます。
ただ、安易に捨てるとトラブルの原因となるので、注意点を理解したうえで処分することが重要です。
なお、鍵を処分するための注意点は、本記事を参考にしていただくと理解することができます。
注意点を理解したうえで鍵を処分すると、トラブルに遭うこともなく安心することができるので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
鍵のトラブルを解決するために鍵屋さんへ依頼しようとしたとき、ネットで検索すると数多くの鍵業者が表示されます。
このとき、鍵屋さんによって到着するまでの時間、技術力、料金、対応の仕方などは大きく異なるので、適当に依頼すると失敗する可能性がとても高いです。
そのため、よく確認をした上で依頼する必要があります。
ただ、確認してもどの鍵屋さんへ依頼するべきかと悩まれる方は少なくありません。
そこで、以下のページでは鍵トラブルが発生した際に、安心して依頼することのできる鍵屋さんを詳しくご紹介しています。