「バイクの鍵がない!」「原付の鍵をなくしたかも…」など、いざ乗ろうとしたときに鍵が見つからず、焦る人は少なくありません。
バイクや原付の鍵を紛失すると、乗りたくても動かすことができないので焦ってしまうものです。
特に、できるだけ早く乗りたい場合は余計に焦ってしまいます。
なお、どうしてもバイクや原付を使用しなければいけない場合は、鍵屋さんに依頼するとすぐに駆けつけ対応してくれます。
ただ、時間に余裕があるため、「とりあえず自分でできることから始めたい」と考える人もいるでしょう。
ですが、適当に行動すると時間の無駄になったり、余計な出費をしてしまう可能性が高くなります。
そこで、バイク・原付の鍵を紛失した際の対処法をご紹介します。
バイク・原付の鍵を紛失時にしておきたい最初の行動
バイクや原付の鍵を紛失したことに気付いたとき、まずは落ち着いて行動することが重要です。
具体的には、最後に鍵を確認した日を思い出し、行動を振り返りながら探すと見つかる場合があります。
そこで、最初にしておきたい行動を3つご紹介していきます。
家の中を探す
鍵が見つからないとき、家の中を探すことが重要です。
実は、紛失したと思っていた鍵の多くは家の中で見つかることがほとんどです。
そのため、普段から鍵を置くことの多い箇所はもちろんのこと、「こんな所には置かないよね…」と思う場所も探すと見つかることがあります。
なぜなら、何かを考えていたり呼ばれたりしたとき、無意識のうちに鍵をその場に置いてしまうことがあるからです。
こうしたことを踏まえ、玄関の棚、洗面所、インターホンや電話機のそばなど、範囲を広げて探すことが大切です。
なお、普段着ることの多い服やズボンのポケット、また持ち歩くことの多いカバンの奥底や財布の中を確認すると、鍵が隠れている場合もあります。
メットインの中も確認
家の中を探しても見つからない場合は、バイクや原付のメットインの中も探してみてください。
メットインは一般的にシートの下側に設置されている収納スペースで、ヘルメットや荷物を収納することができます。
このとき、何かの拍子にメットインに鍵を閉じ込めた可能性もあります。
実は、メットインに鍵が残った状態で閉めてしまうトラブルは意外と多いです。
そのため、スペアキーがある場合は使用して、メットインの中を確認することも大切です。
メットインを開けれないときはどうする?
スペアキーがないことを理由に、メットインを開けることのできない人がいるかもしれません。
そうしたときは、JAFのようなロードサービス、あるいは鍵屋さんに依頼して対応してもらうことができます。
このとき、シートの横から無理やり手を突っ込んで探す方もいますが、怪我やシートロックが壊れることもあるのでお勧めはしません。
そのため、費用は必要となりますが、メットインを開けるときはJAFや鍵屋さんに依頼することを検討してみてください。
なお、JAFの会員であれば無料で鍵の解錠を行なってくれます。
スペアキーがあるかの確認
次に確認しておきたいことは、スペアキーがあるかどうかです。
バイクや原付を購入したとき、新車であれば必ずマスターキーの他にスペアキーがついてきます。
スペアキーがあれば、最悪急いでいるときは使用して乗ることができるはずです。
ただ、「中古で買ったのでない」「すでになくしてしまった…」などにより、スペアキーがないと悩まれているかもしれません。
そうしたときは、今後も使用するために鍵の作成を依頼する検討も必要です。
外出時に紛失した場合は盗難に注意!
外出時にバイクや原付の鍵を紛失した場合、その場に置いて帰宅することがあるかもしれません。
このとき、バイクを盗難されないよう処置をすることが重要です。
もちろん、スペアキーが家にある場合は時間や交通費が必要であったとしても、取りに帰ることで盗難のリスクを軽減することができます。
しかし、自宅にスペアキーがなくその場に置いて帰るときは、ワイヤーロック、チェーンロック、U字ロックなどで盗難防止の措置をしておくと安心です。
バイク・原付の鍵が紛失後に見つからなかった場合の対処法
バイク・原付のスペアキーがなく、家やメットインの中を探しても紛失した鍵が見つからないときは、別の方法で解決することは可能です。
このとき、事前にあることをしておくことで鍵が見つかる場合もあります。
そこで、事前にしておきたいことを含め、紛失したバイク・原付の鍵問題の対処法についてご紹介していきます。
警察に連絡して遺失届を受理してもらう
家やメットインの中など、どれだけ探しても鍵が見つからない場合は、外出時に落とした可能性が高いです。
そのため、警察に遺失届を提出しておくことが大切です。
もし、親切な人が鍵を拾って交番に届けてくれると、警察が提出された遺失届を照合して確認し、問題がなければ連絡をしてくれます。
なお、遺失届の手続きは最寄りの警察署、交番へ直接出向き、用紙をもらって提出することで受理してもらえます。
このとき、遺失届には氏名、住所、落とした可能性のある場所などを記入するだけで問題ありません。
詳しくは、警視庁が掲載する「遺失届出書 記載例・注意事項」にて、遺失届の記入方法を確認することが可能です。
注意点として、遺失届を提出しても必ず見つかるわけではありません。
もし、ある程度日にちが経っても連絡がない場合は、新しい鍵を作る検討をした方が良いでしょう。
JAFに連絡して鍵開けを依頼する
メットインの鍵開けであれば、ロードサービスに連絡をすると対応してもらえます。
例えば、JAFのロードサービスであれば会員を対象に、無料で鍵開けを行なってもらうことが可能です。
JFAは365日、24時間対応しているので、連絡するといつでも対応してくれます。
ただ、JAFでは鍵開けしか対応しておらず、鍵の作成依頼はできません。
そして、JAFは鍵開け作業だけでなく、交通事故、燃料切れ、故障者のけん引などのトラブルでも出動するため、すぐに対応してもらえるかは不明です。
1時間以上待つことも珍しくなく、何より非会員の場合は1万円以上の料金が発生してしまいます。
そのため、非会員の人や鍵作成の依頼をしたい場合は、最初からバイク屋さんか鍵屋さんに対応してもらう方がいいでしょう。
JAF会員の場合も、有料道路で鍵開け作業を依頼する場合は一部料金が発生することがあります。
また、バッテリーやガソリンなどの部品・油脂・燃料代は料金が発生するので注意が必要です。
詳しくは、JAFロードサービスの料金表をご確認お願い致します。
近所のバイク屋さんを頼る
シリンダー番号が事前に分かっているのであれば、バイク屋さんで鍵の作成を依頼することができます。
ただし、番号はキーシリンダーの裏側に刻印されており、自らシリンダーを外さないと確認することができません。
ですが、キーシリンダーは簡単に外れない構造なので取り外しが非常に難しく、バイクや原付の種類によっては破壊覚悟で外さなければいけません。
また、外すにしても専用の工具が必要であり、工具を揃えるために手間と費用がかかります。
工具を揃える手間と費用、何より壊してしまっては鍵を紛失した以上の問題となってしまうので、知識のない場合は外さない方が無難です。
そのため、スペアキーがある場合はバイク屋さんに対応してもらい、スペアキーがない場合は鍵屋さんに対応してもらう方が安心です。
鍵屋さんに連絡して鍵開け・作成の依頼をする
バイク・原付の鍵開けや鍵作成を依頼したい場合は、鍵屋さんに対応してもらうことが最も手っ取り早いです。
鍵屋さんはあらゆる鍵のトラブルに対応しており、連絡するだけで各拠点から最も近い作業員が駆けつけてくれます。
鍵開けはもちろんのこと、スペアキーがなくても鍵の作成から修理、交換、取替なども対応してくれます。
なお、鍵屋さんはバイクや原付だけでなく、家、車、金庫、スーツケースなどの鍵トラブルにも対応しているので、作業員の技術力は非常に高いです。
そのため、安心してお任せすることができます。
土日、祝日、早朝深夜と、24時間365日対応している鍵屋さんはとても多いので、バイクや原付の鍵を紛失した際に依頼すると、あなたの強い味方となってくれるはずです。
ただし、中には不当な料金を請求してくる鍵業者もいます。
悪徳鍵業者に依頼してしまうと高額請求をされてしまうので、必ずホームページの確認と見積りを出してもらうことが重要です。
鍵屋さんなら紛失したバイク・原付の鍵も素早く作成
スペアキーがないとバイクや原付に乗ることができず、メットインを開けることもできません。
そのため、急いでいるときは非常に困ってしまいます。
仮にスペアキーがあって動かすことができたとしても、今後のことを考えると鍵の作成を依頼したいと考えるかもしれません。
こうした悩みや考えを迅速に解決できる方法は、鍵屋さんに依頼することです。
鍵屋さんに依頼すれば、鍵がなく動かせなくても、すぐに駆け付け対応してくれます。
また、鍵の種類によってはその場で作成してもらうことも可能です。
ただ、依頼する前に知っておきたいポイントがありますので、以下の項目にてご紹介をしていきます。
鍵のタイプを事前確認!イモビライザーなら高額の恐れあり
鍵屋さんに依頼する前に確認しておきたいことは、あなたのバイク・原付の鍵のタイプはどれに該当するかです。
近年、バイクの鍵も技術の進歩で変化しており、鍵を直接差し込むことなくエンジンが始動したり、ロックが解除されるものなどが普及してきています。
このとき、差し込み型の鍵であれば、鍵屋さんでも問題なく対応してくれます。
しかし、イモビライザーやスマートキーの場合は特殊な鍵となるので、鍵作成が高額になったり対応してもらえないこともあるのです。
そのため、鍵屋さんに依頼する前に紛失した鍵の種類を事前に確認する、あるいは電話をして調べてもらうことが重要です。
■イモビライザー
防犯機能が内蔵された鍵です。
鍵自体にICチップが収納されており、車体のIDと一致することでエンジンが始動します。
なお、IDが一致しなければエンジンが始動しません。
■スマートキー
車体に近づくだけで自動的にロックを解除してくれます。
そして、車体のスイッチノブを捻ることでエンジンが始動します。
鍵開け・鍵作成の料金
鍵屋さんに紛失したバイク・原付の鍵作成や鍵開けを依頼するとき、気になるのは必要となる料金です。
これは鍵屋さんによって異なりますが、大まかな目安を以下にてご紹介します。
鍵開け | 8,000円~ |
鍵作成 | 13,200円~ |
上記はあくまで大まかな料金目安でしかないため、必ず鍵屋さんに鍵のタイプを伝えて見積りを出してもらうことが重要です。
特に、鍵作成においてイモビライザーは防犯機能内蔵の特殊な鍵となるので、作成費用が高額になる可能性が高いです。
もちろん、車種によっては比較的安く作成してもらえることもあります。
しかし、イモビライザーを作成する道具はとても高額であり、IDの再登録など手間がかかるためどうしても高額になりがちです。
そのため、イモビライザーの作成を依頼するときは、複数の鍵屋さんから見積りを出してもらい比較することが重要です。
バイクや原付の鍵開け・鍵作成には免許証と自賠責保険証が必要
鍵屋さんにバイク・原付の鍵開けや作成を依頼するとき、必ず免許証と自賠責保険証を用意しておく必要があります。
これは、「本当にバイクの所有者があなたなのか」を確認をするためです。
もし、誰でも依頼可能だと、盗難を目的とした犯罪者が所有者のふりをする可能性があります。
また、鍵業者がこうした犯罪の手助けやトラブルに巻き込まれないための措置でもあります。
そのため、鍵屋さんに依頼するときは身分証明のできる免許証と、バイク・原付の所有者を確認できる自賠責保険証を必ず用意しておかなければいけません。
バイク・原付の所有者があなたでない場合の対処方法
バイクや原付の所有者があなたではない場合も考えられます。
例えば、親の原付であったり会社のバイクであるなどです。
そうしたときは、所有者との関係が証明できるものがあれば問題ありません。
具体的に、原付の所有者が親の場合は免許証と自賠責保険証を提示したとき、あなたと親の苗字が同一であることを証明できれば対応してもらえます。
ただ、結婚により苗字が異なる場合は確認ができないため、名義人が立ち会う必要があります。
なお、会社名義のバイクでは、現在の会社に勤めていることが確認できるものを提出すると、対応してもらうことが可能です。
例えば、「社員証」「名刺」「保険証」を提示することで、車の所有者とあなたの関係を立証することができます。
バイク・原付の鍵紛失後は鍵屋さんに依頼すると素早く解決可能
日常でバイクや原付に乗っていると、いつの間にか鍵がなくなって焦る人はたくさんいます。
このとき、紛失した鍵を探すことはもちろんのこと、見つからなかったときの対処法を知っておくことも重要です。
具体的には、本記事でご紹介をした「警察に遺失届を提出しておく」「JAF、バイク屋を頼る」「鍵屋に鍵開け・鍵作成を依頼する」などです。
鍵の紛失時にこうした対処法を知っておくことで、焦ることなく解決に導くことができるようになります。
なお、鍵屋さんを利用してメットインの鍵開けや鍵作成を入りする場合は、必ず見積りを出してもらうことが重要です。
そして、JAFを呼んだ方が安いのか、バイク屋の方が安いのかをそれぞれ比較して選ぶと、最もあなたに適したところで依頼ができ、鍵紛失の問題解決ができるようになります。
ただ、すぐにバイク・原付に乗る必要がある場合は、鍵屋さんに依頼するとすぐに駆け付け対応してくれます。
このときも、必ず電話で見積りを出してもらえる鍵屋を選ぶことで、失敗した鍵業者に依頼するリスクを軽減できるはずです。
鍵のトラブルを解決するために鍵屋さんへ依頼する際、ネットで検索すると数多くの鍵業者が表示されます。
このとき、鍵屋さんによって到着するまでの時間、技術力、料金、対応の仕方などは大きく異なるので、適当に依頼すると失敗する可能性が非常に高いです。
そのため、よく確認をした上で依頼する必要があります。
しかし、確認してもどの鍵屋さんへ依頼するべきかと悩まれる方は少なくありません。
そこで、以下のページでは、鍵トラブルが発生した際に安心して依頼できる鍵屋さんを詳しくご紹介しています。